ライブハウスやレコーディングスタジオで音響の方が仕事で使っている、【PAミキサー】。つまみも多いし、接続するところもいっぱいあって、メーカーのたくさんあって初心者には何がどう違うのかもわからない!!
そんな方におすすめのPAミキサーの選び方とおすすめのPAミキサーを紹介していきます。
そもそもPAミキサーとは
ミキサーと一口に言っても、PAミキサー、卓ミキサー、音響ミキサー等、呼び方もたくさんありますが、ほぼ同じ意味です。
ミキシング・コンソール (Mixing Console) は、複数の音声信号をアナログ回路における電気的、またはデジタル回路における演算によって音色加工やトラック音声加算して様々な音声トラック形式へ出力させるためのミキシング用音響機器、またはデジタルオーディオワークステーション (DAW) 等でミキシングする際にフィジカル・コントロールするための機能を持つ音響機器の総称。形態は「マイクミキサー」が大規模になったもの(「マイクミキサー」と呼べるのは、大きくても入力5チャンネル程度まで、かつ可搬型)。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
PAミキサーの詳しい定義はこちらを参照いただけたらと思います。
PAミキサーの使い方・種類
PAミキサーの使い方は?
入力された複数の音声信号を一つにまとめて出力する機材で、入力する機材の音量バランスを調整することができます。
例えば、バンドなどのライブで、ギター、ベース、ドラム・ボーカルをそれぞれの音をマイクで拾って、バランス良くスピーカーから出すといった具合です。
また、ミキサーにはパワーアンプを内蔵した「パワードミキサー」とアンプを内蔵していない「アナログミキサー」という種類のものがあります。
アナログミキサー
【メリット】
アンプがない分、比較的重さが軽い
自分の好きな出力のパワーアンプを合わせて使うことができる。
【デメリット】
スピーカーを鳴らすためには、「パワーアンプ+スピーカー」または「パワードスピーカー」を用意する必要があります。※パワードスピーカーとは、パワーアンプを内蔵したスピーカーのことです。 マイクや楽器、ミキサーと直接接続してすぐに使用できる便利なアイテムです。
パワードミキサー
【メリット】
アンプを内蔵しているので、使用する機材が少なくて済む。
【デメリット】
チャンネルの数に比例して、アンプ出力も大きくなる。
例):チャンネルの少ないミキサーで大きなアンプを使用することができない。
ミキサーとアンプの間に接続するプロセッサー(ハウリングサプレッサーなど)を使うことができない。(一部機種を除く)
PAミキサーの選び方~何をいくつ接続するのか?が大事~
マイクを何本使用するか?
マイクは一般的に、XLR端子に接続します。※一部のマイクは入力がフォン端子のものもあります。
マイクの何本使うかで、ミキサーの大きさが決まってくるのでここが最も重要なポイントです!!
ステレオ入力を何系統使うか?
キーボード等のステレオ出力がある機材は、ステレオチャンネルのフォン端子に接続をします。
エフェクターは内蔵しているほうがいいか?
内臓していると、リバーブやディレイなどのエフェクトをかけることができます。エフェクトを簡易的に使用するなら、内蔵のエフェクターで十分です。
メリット
外部エフェクターを用意しなくてもいい。
デメリット
内蔵されている多くのエフェクターはツマミ1個で調整するものが多く、細かい調整ができないことです。
オススメのPAミキサー3選
ここで実際に多くの方に使用されているPAミキサーを3つ紹介していきます♪
ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 3チャンネル AG03
ネット配信・個人使用に向いているミキサー
商品特徴・性能
- インターネット配信時に便利なループバック機能付き。
- スタジオクオリティのプリアンプD-PREを搭載しているため、ボーカルや楽器の音をありのままに取り込むことが可能。
- コンパクトなボディーに大型のボリュームスライダーを搭載。インターネット配信時にマイクの音量を手元で直観的に調節できる。
- 192KHz/24Bitのハイレゾリューション。
- 音楽制作ソフトウェアCubase AIをバンドル。
- マイク用の入力端子:1系統。
口コミ
弾き語り生放送などに最適。
オーディオインターフェースに簡易ミキサーを混ぜたような機種で、ループバック機能も付いているのでゲーム実況などにも使る。色んな機能がこれ一台に凝縮されており、これ一つでギター、キーボード等を PCと接続出来ます。
楽器をお持ちでなくとも、マイクを繋げばエコー機能が使用できますし、手元で声の大きさを調整出来るのは大変便利です。
DTMや宅録にも使えますが、どちらかといえば生放送でダイナミックマイクやエコー機能が使いたいというニーズの方によりマッチしているような気がします。
ただ、多機能な分、使い方や設定について混乱する方もいるかもしれません。
説明書を読むのが苦手な方は他のシンプルな機種を購入した方が良いかもしれません。
ヤマハ YAMAHA 6チャンネルミキシングコンソール デジタルエフェクト内蔵 MG06X
ライブ・スタジオの使用に向いているミキサー
商品特徴・性能
- 最大 2 Mic / 6 Line入力( 2 モノラル+2 ステ㆑オ)
- 1 ステ㆑オバス
- マイクプリアンプ「D-PRE」搭載
- SPXによる高品位なデジタルエフェクト6 種類を搭載
- +48V ファンタム電源、 メタルシャーシ
口コミ
複数本のギターを束ねてアンプに導くのに使っています。EDIROLのM-10MXも気に入っていたのですが、ノイズフロアがややレベルが高く、クリーン系でサー、という音があり、一旦気になると耳が疲れてきます。このMG06は、機構的に各部の建付けが頑丈である事、ダイナミックレンジが広く、ノイズフロアも非常に低い事、周波数特性も必要十分な音声帯域までカバーしている事、ACアダプターも小型軽量で持ち運び時のストレスにならない事等、アドバンテージが大きいです。
肝心の出音ですが、音源に忠実で、
特にクリーン系・空間系の再現力を劣化させることもなく素晴らしいです。
BEHRINGER ミキサー XENYX 502
商品特徴・性能
- タイプ:アナログミキサー、5ch
- モノラルチャンネル数:1
- ステレオチャンネル数:2
- EQ:2band (1chのみ)
- プレミアム超低ノイズ・ハイヘッドルームアナログミキサー
口コミ
必要最小限の機能が凝縮したコンパクトミキサー「XENYX502」
とりあえずマイク1本にBGMといった、シンプルなPAを組みたい時に必要充分な機能を備えたモデルになってます。マイクの音質を決定付けるXENYX マイクプリアンプは素直な癖のない音質で、効きの良い2BAND EQも搭載されています。机の上に置いても邪魔にならないし、棚にも入ります。かわいいのに機能がしっかりしているので、ついつい家の音源をまとめてみたくなってしまいます。ミキサー入門用としてもおすすめですが、簡単なイベントや店舗用まで様々なシチュエーションで活躍してくれるモデルだと思います。
初心者ミキサー迷ったらコレ!
初心者の方には、BEHRINGER ミキサー XENYX 502がオススメですね♪クセもなくシンプルな作りになっていて、値段も手頃なので、初めてでもわかりやすくお求めやすいと思います♪
慣れていってもの足りなくなれば、マイクの本数を増やしたり、エフェクターを搭載してるものを選んだりして目指せPAマスター!!!